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リハビリテーション科について
通常の診療科では疾病を治療の対象とするのに対して、リハビリテーション科では、障害を対象と捉え、それをいかに克服するかという戦略を立てる作業を行います。障害に至った過程をただすのではなく、そこからいかに日常生活を取り戻すかがリハビリテーション科での治療の主眼となります。
リハビリテーション医療では、障害を大きく機能障害、能力低下、社会的不利の三相に分けて捉えます。例えば、右片麻痺で考えると、身体の右半分が言うことをきかなくなった右片麻痺という機能障害により、食事、歩行などの能力が低下し、そのために食事に出かける、仕事や遊びに行くなどの社会的行動に不利が生じます。それぞれの視点から障害を捉えて患者さまの障害像を明らかにし、それらに対して様々な方法を駆使して立ち向かうのがリハビリテーション科です。
熊本県から、脳卒中拠点病院に指定された病院にある回復期リハビリテーション病棟としての特徴は、急性期から、遅滞なく、回復期を念頭に置いたリハビリテーションをしていることです。在宅復帰、社会復帰を目指したリハビリテーションを急性期病棟から始めています。その結果、患者さまたちは、早期に在宅復帰、社会復帰しています。
回復期リハビリテーション病棟
熊本市中央区にある当院は、回復期リハビリテーション病棟を2病棟稼働している数少ない病院施設の一つです。当院では、発症直後の回復しやすい時期に集中的にリハビリテーションを施行することができます。また、回復期リハビリテーション病棟は40床以上のベッド数を備えており、2病棟あることで、互いに切磋琢磨しています。
当院の病棟では、多職種協働で患者さまの在宅復帰、社会復帰を支援しています。患者さまの障害の程度にあわせて、日常生活動作の介助量の軽減を目的とした支援も行っており、入院期間中のリハビリテーションによって、より良い回復を目指しています。
脳機能障害とリハビリテーション
脳機能障害に対するリハビリテーションは、麻痺や失調などの運動障害のほか、失語症や記銘力障害等の高次脳機能障害も対象となっています。患者さまの障害程度は様々であり、最終到達目標も「職場復帰可能」「自立状態で自宅退院可能」「自宅退院は可能であるが介助が必要」「施設への退院」など、多岐にわたります。これらの目標へ向かって、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士がチーム一丸となり、退院後における生活の質の向上を目指し、その患者さまにとって最良の状態での退院ができるよう努力しています。
ドライブシミュレーター
令和5年度実績
リハビリ疾患別割合
※グラフをクリックいただくと割合が表示されます。
性別・年齢
●平均年齢:76.3歳
●男性:76.3歳
●女性:83.4歳
※グラフをクリックいただくと人数が表示されます。
在院日数合計
※グラフをクリックいただくと日数が表示されます。
在宅復帰率
※グラフをクリックいただくと割合が表示されます。
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- 名前
- 丸林 徹
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- 出身
- 熊本大学
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- 専門分野
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- ●脳神経外科
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- 資格
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- ●日本脳神経外科学会認定 専門医
- ●日本人間ドック学会認定人間ドック認定医
- ●日本人間ドック学会認定人間ドック健診専門医
- ●日本人間ドック学会認定人間ドック健診指導医
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脳は私たちの生活の質を保つための大切な働きを担っています。 脳を大切にしましょう。
日本人の平均寿命は男(81.4歳)女(87.45歳)とも世界一(2019年)を誇ります。しかし健康寿命は男72.14歳、女74.79歳です。この8〜12年という要介護に費やす長い年月の間多くの方(2018年度の要介護者は658万人)が生活の質が奪われています。要介護に陥る原因では第一位が認知症(18%)で第二位が脳血管障害(16%)です。
言い換えると、認知症や脳血管障害の予防が出来れば要介護の期間が短縮され、生活の質が上がり健康で長生きを望めます。脳ドックでは病気の早期発見早期治療に加え、受診された方の基礎疾患(高血圧、糖尿病、心疾患その他)の状態に応じて、脳卒中や認知症などの発病予防について理解を深めてもらい、「健康で長生き」してもらえるよう話し合っています。
繰り返しになりますが、私たちの生活の質を護ってくれているのは脳です。
脳を大切にして発病を予防し、健康で長生き出来るよう心掛けましょう。
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- 名前
- 松枝 康弘
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- 出身
- 防衛医大
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- 専門分野
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- ●脊椎
- ●関節外科
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- 資格
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- ●日本整形外科学会(日本専門医機構)専門医
- ●日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
- ●日本体育協会認定スポーツドクター
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週1の外来診療ですが気になる手足、背骨の症状あれば気楽に受診してください。
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- 名 前
- 川野 眞一
リハビリテーション科 内科医師
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- 出 身
- 熊本大学院卒
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- 資 格
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- ●日本リハビリテーション医学会認定臨床医
- ●日本内科学会認定内科医
- ●日本肝臓学会肝臓専門医
- ●日本消化器病学会専門医
- ●日本消化器内視鏡学会専門医
- ●日本医師会認定産業医
- ●日本医師会認定健康スポーツ医
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杉村病院或いはほかの病院を退院後に、外来でリハビリテーションを継続することで、在宅生活を上手に維持できる患者さまが少なくありません。
リハビリテーションの経験が豊富な医師の診察もあり、日常生活動作を維持・向上させ、患者さまの在宅生活を充実させることを目指して、外来リハビリテーションを提供しています。また、外来で、ドライブシミュレーターの評価をすることもあります。
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- 名 前
- 齊藤 智子
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- 出 身
- 防衛医大
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- 専門分野
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- ●回復期リハビリテーション
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- 資格
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- ●日本リハビリテーション医学会認定臨床医
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●日本リハビリテーション医学会(日本専門医機構)
専門医 - ●日本リハビリテーション医学会指導医
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チーム一丸となって患者様の心身機能の回復、活動の場の拡大、社会参加につながるリハビリテーション診療を行います。