Characteristics of clinical departments and our hospital

診療放射線部・CT・MRI

診療放射線部

一般撮影、CT、MRI、血管造影、X線透視、骨密度測定等の検査を行っています。スタッフや患者さまとのコミュニケーションを大切に、安心して検査を受けていただけるよう心のこもった医療サービスを心がけております。

急性期医療を担うチームの一員として、知識と技術の向上、医療被ばくの低減に努め、診断に必要な画像情報を正確かつ迅速に提供できるよう、日々努力しています。

  • 診療放射線技師 7名

CT検査

2025年1月に既存のCTからPhilips社製のIncisiveCT(64列/128スライス)に更新致しました。
AI画像再構成技術を搭載しており、画質を維持しつつさらに低い放射線量での撮影が可能となりました。

CT検査を受けられる方へ

CT検査の必要性について

CT検査は病気の診断、治療方針の決定、経過観察を目的として行います。
また、X線を使用するため放射線被ばくを伴います。
従って、検査の必要性が放射線被ばくのリスクを上回るか検討したうえで検査の施行を決定しています。

放射線被ばくによる影響

CT検査で使用される放射線量は健康被害をもたらすとされる放射線量よりも十分低い値となっています。
また、経過観察で定期的にCTを撮影する場合もありますが複数回の検査を受けた場合でも、人体には放射線による影響に対する修復機能がありますので放射線の影響が蓄積するわけではありません。

※代表的な放射線被ばくによる健康被害:

脱毛・白内障・皮膚障害(確定的影響)

発がんリスクの増加・遺伝的影響(確率的影響)

被ばく線量低減の試み

当院では、可能な限り低い被ばく線量で検査ができるよう努めており、診断参考レベルと言われる医療被ばくの最適化に使用されている指標よりも低い線量で撮影を行っております。

検査部位 診断参考レベル 当院の線量
頭部 77 60.4
胸部 13 7
胸部〜骨盤 16 6.7
腹部〜骨盤 18 9.1
冠動脈 66 47.7

※数値はCTDIvol(mGy)。線量は体格により変動します。

心臓CT

冠動脈(心臓の血管)の診断をするもので、カテーテル検査のように入院の必要も無く外来で行える検査です。心臓血管センター開設から現在まで多数の検査を行っています。

令和5年度実績

CT検査(心臓)

※グラフをクリックいただくと件数が表示されます。

頭部・脳血管CT

脳卒中急性期の的確な診断が行えるよう画像提供を行っています。

MRI検査

2024年10月にIngenia1.5T(Philips社製)を導入。
2024年12月には既存のAchieva3.0T TXをSmartPath to dStream for 3.0Tにバージョンアップし、MRIは2台体制となっています。
従来の装置と比較し撮影スピード、画質共に向上致しました。
検査内容は、頭部、頸部、脊椎、四肢、骨盤、腹部(肝、胆、膵)、心臓、全身MRI(DWIBS)などです。

頭部

急性期、慢性期の脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳動脈瘤など診断に有用です。造影剤を使用せず、血管の描出ができるのも特徴です。

頸部

耳鼻科領域(咽頭、喉頭、副鼻腔など)の腫瘍の診断に有用です。

脊椎

圧迫骨折、椎間板ヘルニア、脊椎分離症、脊柱管狭窄症、脊髄損傷等の診断に有用です。

四肢

骨、筋肉、靭帯などの描出に適しています。

骨盤

子宮、前立腺、膀胱などの診断に有用です。

心臓

冠動脈、心筋の診断に有用です。

全身MRI(DWIBS)

全身の癌検索に有用です。

令和5年度実績

MRI検査(頭部)

※グラフをクリックいただくと件数が表示されます。

MRI検査(整形)

※グラフをクリックいただくと件数が表示されます。

MRI検査(その他)

※グラフをクリックいただくと件数が表示されます。